むくみの解消

むくみは血流に伴う血液やリンパ液の流れが滞ることで起こります。血液は全身を流れており、その血液中の水分が何らかの理由で、皮膚の下に溜まってしまうからです。むくみは顔や手足のような露出している部分にも起こるため、むくみが原因で太ったように見えることもあります。また、そのままむくみを放置すると、皮膚のたるみによってお尻や太もも、足が太くなったり、セルライトになったりする可能性があります。さらに、老廃物が溜まることで肌トラブルに繋がることもあります。

当サイトではそんな悩みを抱える皆さんにむくみの解消法や予防法をわかりやすく紹介しています。
むくみを解消して健康な毎日を取り戻しましょう。

むくみとは

むくみは医学的には「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれますが、これは血液中の水分が血管やリンパ管から漏れ出すことで皮膚の下に水分が溜まった状態を指します。顔や手足など、身体の末端に近いところに現れやすいとされています。むくみは、水太りとも呼ばれることがありますが、肥満とは違って脂肪が過剰に蓄積しているのではなく、水分が過剰に溜まったものです。

むくむことで体重が1日に2~3kgも増えることがあります。このような場合は、むくみが解消されれば体重が戻るため、体重の急激な増減が起きた場合はむくみが原因の可能性があります。

むくみの原因

むくみは生活習慣や食生活など様々な原因で起こります。また、病気が原因でむくむ場合もあるため、むくみの状態によっては予防ができるもの、自分で解消できるもの、医師の診察が必要なものがあります。

血液循環が滞るため

血液は心臓から全身へと送られます。動脈を通って全身へ運ばれた血液は静脈を通って心臓へと戻りますが、心臓へと血液を押し戻す作用が低下していると、血液中の水分が血管の外に漏れ出てむくみを引き起こしてしまいます。

リンパ液の循環が滞るため

リンパ液には体内の老廃物を回収したり排出したりする働きがあります。また、体内へと侵入した病原体をウイルスに抵抗するという重要な役割も果たしています。リンパ液によって回収された老廃物は、膝の裏や首、脇などにあるリンパ節でろ過されるのですが、この仕組みが正常に働かないと、皮膚の下に水分やタンパク質が漏れ出てしまい、むくむようになります。

日常生活でむくみを引き起こす要因

日常生活の様々な要因によって、血液やリンパ液の流れが滞り、むくみが引き起こされます。むくみの要因は次のとおりです。

    • 長時間同じ姿勢でいる
    • 運動不足による筋力の低下
    • 冷え
    • 偏食や塩分の摂りすぎ
    • アルコールの摂取

病気や薬の副作用

病気や薬の副作用によってむくむ場合もあります。日常生活を改善してもむくみが解消されない場合は、病院で医師に相談しましょう。病気の治療や薬の変更などが必要です。

詳しくは、「むくみの原因とメカニズム」をご参照ください。

むくみの種類と症状

むくみには、誰にでも起こりうる「生理的なむくみ」、病気の症状として現れる「病気が原因のむくみ」、女性に好発し原因が解明されていない「特発性浮腫」があります。

生理的なむくみ
生活習慣や食生活、重力の関係による血液やリンパ液の滞りによって起こるむくみです。一過性のものであり、セルフケアで改善できる可能性があります。
病気が原因のむくみ
非常に強いむくみや他に気になる症状がある場合は、病気が原因のむくみの可能性があります。放置するとむくみが悪化する恐れがあるため、早めの受診が必要です。
特発性浮腫
20~50代の女性に起こりやすい原因不明のむくみで、全身や顔、手、下肢に症状が現れます。慢性的かつ長期的なむくみで、体重の変動が激しくなります。

詳しくは、「むくみの種類と症状」をご参照ください。

女性とむくみ

女性はホルモンバランスの変化や体温、筋肉量など男性と異なる部分が多く、これらが要因となってむくむことがあります。そのため、女性は男性よりも身体がむくみやすいといわれています。特に生理前や生理中、妊娠、出産にはホルモンバランスが変化するため、むくみやすくなります。

生理前や生理中のむくみ

生理前や生理中のむくみの原因は、女性ホルモンによるものです。生理前になると、女性ホルモンの働きで余分な水分が溜め込まれてしまうため、むくみやすくなります。また、生理中は全身の血流が悪くなり、基礎代謝が落ちることで水分がうまく排出されずむくむようになります。

詳しくは、「生理前や生理中のむくみ」をご参照ください。

妊娠中のむくみ

妊娠すると、胎児に十分な血液を送るために、血液量が増加します。血液のうち、血球などを含まない血漿(けっしょう)だけが増えるため、血液が薄まって血管の外側と内側の濃度に差が生じます。すると、身体は血管の外側と内側の濃度を均等にしようと働き、血管の外側へ水分が漏れ出てむくみます。また、妊娠が進むと、大きくなったお腹が骨盤を圧迫してリンパの流れが悪くなり、むくむようになります。他に、妊娠高血圧症候群によってむくむこともあります。

詳しくは、「妊娠中のむくみ」をご参照ください。

産後のむくみ

妊娠中には、胎児に水分を供給するために身体に水分が溜め込まれますが、出産後は余分な水分が急激に排出されます。その急激な水分な排出を止めようと身体が働いて水分が溜め込まれるようになり、むくみやすくなります。また、育児のために自宅にいる時間が増えることで運動不足になり、足の筋肉が弱くなることで心臓に血液を押し戻す力が低下してむくみやすくなります。慣れない育児による疲労やストレスで血行不良になり、その結果身体が冷えてむくみやすくなることもあります。

詳しくは、「産後のむくみ」をご参照ください。

むくみをとる方法

むくみの解消方法には、セルフケアで解消する方法と、医療機関で治療を受けたり薬を服用したりする方法があります。

詳しくは、「むくみをとる方法・対策まとめ」をご参照ください。

自分でむくみを解消するには?

生理的なむくみであれば、生活習慣や食生活の改善などのセルフケアで解消できる可能性があります。

食生活の改善
むくみの解消に役立つ栄養素を積極的に摂るとともに、塩分の過剰摂取に注意しましょう。
マッサージ
マッサージによって物理的にリンパの流れを促すことで、溜まった水分や老廃物を流せる可能性があります。
ストレッチ
足のポンプ機能を回復させることで、本来の血液の循環機能を取り戻せる可能性があります。
入浴
冷えによる血行不良の予防や水圧によるむくみの解消効果が期待できます。時間が無い場合は足湯でもよいででしょう。
運動
筋肉量が増えることで血液の循環がスムーズになり、むくみの解消や予防が期待できます。ウォーキングなどがおすすめです。

部位別のむくみ解消法

むくみやすい特定の部位(足、顔、手、まぶた)の改善に役立つセルフケアの方法があります。全身のむくみの改善方法と合わせて行いましょう。

足・ふくらはぎのむくみ
足は重力の影響を受けて血液やリンパ液が溜まりやすい部位です。寝るときに足の下に枕や座布団を敷いて寝ることで、足に血液やリンパ液が溜まりにくくなります。また、マッサージや着圧ソックスの着用など様々なセルフケアの方法があります。
手・指のむくみ
マッサージや指圧などで外部刺激を加えると、むくみが解消される可能性があります。
顔のむくみ
温水と冷水で交互に洗顔することで、むくみが解消される可能性があります。
まぶたのむくみ
枕を高くして寝たり、目の周りのツボを押したりすることで、まぶたや目の周りのむくみを解消できる可能性があります。

むくみを病院で治療するには?

片足だけむくんでいたり、痛みなど他の症状が現れている場合は、病気によるむくみの可能性があります。一過性のむくみであればセルフケアをして過ごすだけで問題ありませんが、病気が疑われる場合は速やかに病院を受診しましょう。

詳しくは、「むくみを病院で治療するには?」をご参照ください。

むくみを解消する食事と栄養

食生活が乱れていることが原因でむくむこともあります。そのため、一度食生活を見直すことが大切です。むくみの解消に役立つ食べ物を摂ることが望ましいですが、難しい場合はサプリメントを活用してもよいでしょう。

むくみ解消に効果的な食べ物・飲み物

むくみの解消に役立つ食べ物や飲み物を摂るとともに、むくみの悪化を招く食べ物や飲み物を控えましょう。塩分の排出を促すカリウムを含むバナナや納豆、プルーン、きゅうり、スイカ、血流を促すビタミンEを含むアーモンドなどがおすすめです。また、カリウムを多く含むお茶やハーブティーなども意識的に飲みましょう。

また、塩分を摂り過ぎると余計な水分が溜まってむくむようになります。また、アルコールは体内で分解される際に水分が必要であるため、身体が水分を溜め込んでむくみます。尿の排泄を抑える抗利尿ホルモンの働きが低下することで、必要以上に水分が排出されてしまい、身体が水分を溜め込もうとしてむくむこともあります。

詳しくは、「むくみ解消に効果的な食べ物・飲み物」をご参照ください。

むくみに効果的なサプリメント

むくみには、塩分の排出を促すカリウムや血流を促すシトルリン、血流に関わる鉄などを意識的に摂ることがよいとされています。普段の食事から摂ることが難しい成分は、サプリメントで補うことをおすすめします。サプリメントにどのような栄養素が含まれているのかを確認し、普段の食生活を踏まえて選ぶことが大切です。そして、適切な量を守ったうえで使用しましょう。

詳しくは、「むくみに効果的なサプリメント」をご参照ください。

むくみに効く漢方薬

漢方では、人の身体は「気」「血」「水」で成り立っており、これらのバランスが崩れることで健康に問題が生じると考えられています。むくみは「水」が滞り、「気」が不足することで起こるとされています。漢方薬は、自然由来の生薬を組み合わせて「水」と「気」のバランスを整えることでむくみを解消します。

詳しくは、「漢方薬でむくみを解消」をご参照ください。

むくみに効く薬

むくみの治療に使用される主な薬は利尿薬です。利尿薬は、尿の排泄を促すことで血液中の過剰な塩分の排出を促し、むくみを改善させるものです。利尿薬を使用することでセルフケアの場合と比べて、より簡単に素早くむくみを解消できる可能性があります。副作用があるので、医師の指示に従って服用しましょう。

詳しくは、「むくみ解消の薬」をご参照ください。

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