生理前や生理中のむくみ

生理前や生理中には、身体がむくみやすくなります。生理不順でなければ、生理は毎月起こるものであるため、原因や解消法を確認しておくことが大切です。適切に対処すれば、むくみによる症状を軽減できる可能性があります。ここでは、生理前や生理中のむくみの原因や解消法について解説します。

生理前や生理中にむくみやすい原因

生理前や生理中にむくみやすくなるのには、女性ホルモンが関与していると考えられています。女性ホルモンは生理周期に合わせて増減しており、それに伴って様々な症状が現れます。むくみによって体重が1~2kg程度増加することもあります。また、生理前には女性ホルモンの影響で食欲が高まり、さらに便秘気味にもなるため、むくみの症状が強く現れる人もいます。

余分な水分を溜め込むため

女性ホルモンには、卵胞ホルモンのエストロゲンと、黄体ホルモンのプロゲステロンがあります。この2つの女性ホルモンが生理周期に合わせて増減して、妊娠の準備をしたり生理を起こしたりします。しかし、女性ホルモンが増減することで、むくみをはじめとした様々な症状が現れるため、女性を悩ませる原因になっています。

生理前にはプロゲステロンが増加します。この時期を黄体期といい、妊娠の準備をする時期であるため身体が栄養や水分を溜め込もうとします。そのため、生理前になると身体がむくみやすくなります。

基礎代謝の低下

生理中は、エストロゲンとプロゲステロンの両方の女性ホルモンの分泌が低下します。そうすると、全身の血流が悪くなり、それに伴い代謝が低下します。その結果、身体の過剰な水分が排泄されにくくなり、むくむようになります。

生理によるむくみの解消法

むくみの解消法は様々ですが、いずれもストレスを溜めないように行うことが大切です。生理前や生理中は、ただでさえストレスが溜まりやすく、体調も崩しやすいので、できるだけ心身に負担をかけないようにしましょう。手軽にできるのは、寝るときに足の下に枕などを置いて足を高くすることです。足に溜まった水分が心臓に戻りやすくなるため、むくみの改善が期待できます。

むくみの解消法をいくつも同時期に行うことで、効率よくむくみを解消できるでしょう。

マッサージ

マッサージには、むくみの解消効果があります。リンパに沿ってマッサージするだけで過剰な水分の排泄を促すことができるため、手軽に行える解消法と言えるでしょう。顔のむくみを解消させたい場合は、耳の裏から鎖骨付近にかけてゆっくりとさすりましょう。

ふくらはぎのむくみは、アキレス腱から膝の裏にかけて少しだけ強く押し上げるようにマッサージするのがおすすめです。このときに、膝の外側の少し上の部分にある陽陵泉(ようりょうせん)というツボを押しましょう。陽陵泉を押すことで、過剰な水分を排出する機能が高まるとされています。

体を温める

生理によって血流が悪くなるとむくみに繋がるので、身体を冷やさないようにするとともに温めることを心がけましょう。身体を温める方法で代表的なものが半身浴です。しかし、生理中の入浴は湯船が汚れるため気になるでしょう。そのような場合は、足湯で下肢を温めるのがおすすめです。

また、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動も血行促進作用があります。ただし、生理中は体調を崩しやすいので、体調が良いときに行うことが大切です。

生理中でもできるエクササイズを行いましょう。仰向けに寝た状態で手足を垂直に上げ、そのまま力を入れずに小刻みに手足を振るわせましょう。そのままの姿勢を1分間キープします。経血の量が増える可能性がありますが、身体に大きな問題が起こる心配はほとんどありません。ただし、貧血がある状態で経血が増えると症状が悪化する恐れがあるので控えましょう。

食生活の改善

水分の排出を促す食べ物を意識的に摂りましょう。特に生理前のむくみ解消には、大豆製品がおすすめです。大豆製品には、むくみを防ぐのに役立つカリウムやエストロゲンと似た働きをして女性ホルモンに関する症状を抑える大豆イソフラボンが含まれています。

大豆製品には、豆腐や納豆だけではなく、豆乳などもあります。毎日、豆腐や納豆を食べるのは大変でも、豆乳であれば摂りやすいでしょう。ただし、大豆イソフラボンの摂りすぎは、エストロゲンを増やしすぎることで身体に変化をもたらす恐れがあります。大量の豆乳を飲んだり豆腐や納豆を食べ過ぎたりせず、バランスの良い食事を心がけましょう。

なお、むくみが気になるからと言って極端に食事量や水分量を減らしてしまうと、むくみがますます悪化するだけではなく、便秘や肌荒れなども起こりやすくなります。また、食事制限によってストレスが溜まると、体調を崩してしまう可能性もあります。

 ページの先頭に戻る